バカがリキシャでやってくる

インド・ムンバイ生活日記(時々旅行記)

初(インド)国内旅行、アジャンタ・エローラへ

こんにちは、之介です。


ムンバイ市内でのちょっとした日々を終え、今回は初のインド国内旅行です。
(ちなみに雨季の狭間で雨が弱まっていた時期です)


今回振り返るのはアジャンタ・エローラ石窟群。

世界遺産に登録されてたかな?ムンバイから少し(車で6〜7時間)北東に行ったとこにあります。


もちろん私は飛行機で行きました(笑)

最寄りの空港はアウランガーバード空港です。



現地での移動手段ですが、空港の到着ロビーにレンタカーの配車カウンターがあります。

プリペイドタクシーとも言います。


インドの空港の到着ゲートにはたいていプリペイドタクシーカウンターがあって、「〜〜の観光地まで◯◯ルピー」という表が置いてます。

ガイドがつきませんが、車だけでいいという場合はプリペイドタクシーを利用するのが一番ラクだと思います。

他に、宿泊するホテルに言ってレンタカーを手配してもらう方法もあります。

インドでレンタカーと言うとドライバー付が普通です、車だけ渡されるわけではないので安心してください(笑)



アジャンタ・エローラ石窟群と言いますが、正確にはアジャンタ石窟群とエローラ石窟群という2つの石窟群があります。

それぞれ別の場所にありますので、今回は1日目にアジャンタ、2日目にエローラという一泊二日の旅にしました。


ちなみに、ホテルはネットで事前に予約しました。

空港に着いたらプリペイドタクシーのカウンターに行き、上のプランを伝えて車をゲット。
まずホテルに行って、荷物を置いてさあ出発!


アジャンタ石窟群に向かいます。

アウランガーバード市内から所要約1時間半。


到着したのはお土産が並ぶ出店エリア。

車は出店エリア手前までしか入れず、出店エリアを抜けたところにバス停があって、そこからアジャンタ石窟群の入り口までシャトルバスが走っています。



出店エリアに着くと、ドライバーの知り合いという人がご丁寧に(?)出迎えてくれてバス停まで連れていかれました。

バスは数ルピーしたと思います。(シャトルバスでお金取るんだ、と思ったのは秘密)

アジャンタ石窟群前に到着したら入り口でチケットを買って、中に入ります。



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アジャンタ石窟群



説明が難しいのですが、アジャンタ石窟群はコの字っぽい形をした山肌の道沿いに作られています。

ちなみに入り口手前でインド人にいきなり日本語で話しかけられました。


私は日本で仕事をしていたことがある、日本人の知り合いもいる、◯◯と言う、ここには〜〜な歴史的背景のあるものがたくさんある、是非知ってほしいからガイドする


と(ほぼ)一方的に話しかけてきて勝手についてきました。
このインド人は「馬蹄の形をしている」と言っていましたね。


ちなみにこの類の人は終わったあとでボッタクリのような料金を要求してくるのがお決まりの話です。

私は入る前にお断りしました。



インドに来る方々に変な先入観を与えたくはないですが、
「観光地で」「むこうから」「日本語で」「親しげに話しかけてくる」人はほぼ確実にボッタクリです。


私は日本で働いていたことがあって〜、と入って、東京の地名や日本人の名前をいくつか言って信用させ、しれっとついてきていくつか説明し、最後にガイド料を要求してくるパターンです。

トラブルの元なので、個人的には最初にはっきり断っておくことをオススメします。
(ぐいぐい来るので断りにくいという人もいるかもしれませんが)



話を戻しまして。

アジャンタ石窟群はたくさんの石窟が連なった山肌の一帯のことです。

個々の石窟はこんな感じ。

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石窟の入り口



こんな感じの石窟が20個以上あったような。もっとかな…覚えてません(汗)


石窟というのは石で作られたお寺とかお堂みたいなものですね。

アジャンタ石窟群は山肌を掘って作っているんだと思います。

中はこんな感じ。

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石窟の中




0304_4.jpg
石窟の中 その2




中身が違うのは作った時期や宗教の違いです。

ヒンドゥー教の石窟だけではなく、他の宗教のもあったと思います。


なので、壁に絵がびっしり描いてあるパターンや、仏像や彫り物がびっしりあるパターンなど様々です。

石窟は靴を脱いで入らなければならないところが多いです。

全て石でできているので空気はむあっとしてましたが地面はひんやりしていて、湿気とコウモリの糞のような独特の匂い…。

仏像や絵が壁と天井を埋め尽くしていて、ところどころ剥がれ落ちていて、うぉあ…という感じ。




道沿いに進んで、真ん中ほどまで行ったところで全体を撮ってみました。


0304_5.jpg
全体をパノラマで!





写真の真ん中、アジャンタ石窟群のコの字の真ん中には小さい山があり、石窟群との間には川が流れているのがわかると思います。

山の山頂には展望台があり、石窟群をグルっと展望できるんですが、雨が降ってきそうだったので登るのはやめてしまいました。


帰りのシャトルバスを待っていると、インド人からセルフィー(自撮り)を一緒に撮ってくれと言われました。

ここまで来る外国人は少ないんだろうな…。

ちなみにこれ、時々あります(笑)



そうこうしている内に帰りのバスが。

バスに乗って出店エリアまで戻ります。

来た時に出迎えてくれた人がまたもやバス停でご丁寧に待っていました。



そのままバス停から出店エリアのその人のお土産店まで連行…。これが狙いか。そりゃそうか。


「助けると思ってなんでもいいから買ってくれ!」と言うのをなんとか断って、駐車場まで行きます。



出店エリアを抜けるのも精神的に一苦労でした。もう片っ端から「ハローマイフレンド!!」の嵐。

この「ハローマイフレンド」はお土産店のインド人が話しかけてくる時の常套句みたいなものです。

私は心の中で「(いや友達じゃないんで)」と連呼しながらガン無視&素通り。



やっと駐車場まで着いて、アウランガーバード市内のホテルに戻りました。

朝から観光していたため、アウランガーバードに戻った時点でまだ午後2時くらいでした。

そのままエローラにも行けるかなーと思ったのですが、翌日にやることがなくなってしまうのでホテルに戻ってのんびりすることにしました。

あっさり見るだけなら、一日でどっちも見れるかもしれないです。


ちなみに初のインド国内旅行、ホテルの感覚がよくわからず三ツ星ホテルを予約したのですが、完全に失敗でした。

エアコン、WiFiはあったのですが、雨季のさなかなのもあってかベッドが少し湿ってる…。


あとトイレ&バスルームが完全に一体になっていました。

バスルームといってもシャワーですし、仕切りのカーテンないし、お湯でないし…ていうか隅っこにクモの巣…

「ユニットバスと言ってもユニット過ぎるだろ!」と思ってシャワーは諦めました。


写真を撮り損ねてしまったのですが、別の機会にそっくりのところがあって写真を撮っていたので参考としてどうぞ。

0304_6.jpg
ユニットバスの参考画像




インドではバスタブは滅多にないです。シャワーのみ。

あと、写真に映ってるようなバケツみたいなものと手桶が必ずついてます。

いやーあのサイズのバケツがお湯をためる用だと思わなくて、最初は掃除用かと思いましたね(笑)

どこ行ってもあるので、途中で「これお湯ためる用か!」と気づきました(笑)



気にしない人はいいと思いますが、私は今後は「少し高くても良いホテルに泊まろう」と決心しました…(苦笑)



初めての国内旅行というだけあっていろいろと面食らった初日でした。

2日目はエローラ石窟群です。こちらは次回、あっさり目で振り返ろうと思います。



さらば!

之介