バカがリキシャでやってくる

インド・ムンバイ生活日記(時々旅行記)

ガネーシャ祭り参戦!

こんにちは、之介です。


ムンバイ市内の散策の次、どこに行ったのか振り返ってみたんですが…

その前に!ちょっとしたイベントがあったので!

少しだけそっちを振り返ってみます(タイトルでわかりますよね…笑)


そのイベントとは、タイトルの通り「ガネーシャ祭り」。


インドには冬、夏、雨季があるという話は前にしましたよね。

雨季が明ける頃からインドはお祭りシーズンで、4個か5個くらいお祭りが続きます。

ガネーシャ祭りはその内の一つ。


ガネーシャというのは知ってる人もいるかもしれませんが、ヒンドゥー教の人間の体に象の頭の神様です。
(なぜ象の頭なのかもちゃんと逸話があるので興味ある人は調べてみてください)




照明の影響もありますが、大抵のガネーシャは青いです。



さて、ガネーシャ祭りでは何をするかと言うと


写真のようなガネーシャ像に何日間か毎晩お祈りをして、最終日に池や湖に像を沈めるというお祭りです!!!


お祈りは住んでるコミュニティごとで別々の像を用意して別々にやるそうで、日付も5日間だったり8日間だったり、コミュニティで違うらしいです。



お祭り期間中は、道路で像を運びながら楽器を演奏しつつ練り歩くグループをたくさん見ます。

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楽器演奏中



もう盛り上がりがすごいです。太鼓の音が。

この方達、雨季中から練習してますからね笑
雨季中に雨の中バス停の屋根の下とかでダンダン鳴らしてるのよく見ます笑


ガネーシャ像を台車とか軽トラみたいなのでゆっくり運びながら、その後ろを音楽を鳴らし、踊りながらついていくんです。


私も友人のツテで少しだけお祭り参加させてもらいました。


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お祈り中



写真のように、ガネーシャ像の前で燭台を持って、くるくる円を描くように回すんです。
これがお祈り。
(たぶんこのスタイルはこのタイプのお祭りだけで、普段のお寺とかでのお祈りは違います)


周りの人は歌を歌ってます。

私が参加したのは中日だったので、この日はお祈りだけで終了でした。



後日、お祭りの最終日にしてるコミュニティが多い日の夜に家の近くの池に行ってみました。

音楽を鳴らしながら踊っている列を横目に池まで歩いて行きます。

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池の様子



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池の手前の広場




もう人がすごかったです。さすがインド。


いろんなコミュニティの人が大小のガネーシャ像を運んできて順番に池に沈めていきます。


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沈める前のガネーシャ像の飾りつけ



たくさんの人達が、自分たちのコミュニティのガネーシャ像を花とか赤い粉みたいなのをかけて飾りつけをしていました。

そして、広場でみんなで最後のお祈りをしてから池に沈めていきます。


中にはこんな大きなガネーシャ像も。

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軽トラで運ばれるガネーシャ





周囲には出店や炊き出しみたいなのもあって、ちょっと日本の夏祭りを思い出しました笑

池に沈めるときはそのガネーシャ像を沈める人たちしか近くに入れないようになっていたので、少し遠くからパチリ。

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池に沈めている様子



イカダみたいなので池の中央まで運んでいきます。(写真じゃちょっと見えにくいですかね)

こうしてガネーシャ像を池に沈めて、数日続くお祭りは終了です。



大きい池や湖は沈める場所としてみんなから人気で、たくさんのガネーシャ像が集まるので一晩中ひっきりなしにガネーシャ像が来るそうです笑


なんと翌朝、家から離れたところにある大きい湖のほとりで、まだガネーシャ像を沈めているのを見ました笑


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クレーンで釣り上げられる寸前のガネーシャ




でかい!!!


いやいやいや笑

でかすぎでしょ笑笑

昨夜見たやつよりでかい笑



なんかコミュニティの力の強さとか表してるんですかね笑

あんなでかいのがいくつもあって、「沈めて汚染とか大丈夫なのか…笑」と思いながら通り過ぎました。


後で聞いたところによると、最近のガネーシャ像は水溶性でちゃんと溶けるから大丈夫だと笑

「いやそっちの方がヤバそう」とか、「昔の溶けてないガネーシャ像が湖の底にたくさんあるのか」とかいろいろと妄想が膨らんでしまいますね笑


こんなお祭りの体験ができるのも、駐在ならではって感じでしたね〜



さらば!

之介